賃貸 vs 購入計算機
計画居住年数での純資産を比較——月額家賃とローン返済だけではありません
7 年なら購入が有利
7 年目
¥35,000,000 の物件、¥120,000/月、金利 2.5% の場合、7 以降は購入が有利。7 年計画では ¥326,249 の差——購入 ¥14,086,438 vs 賃貸 ¥13,760,189(4.0% で投資)。
7 年ではなく 4 年なら差は ¥1,394,191——短期は 賃貸 が有利になりやすい。
PTR 24.3(賃貸寄り)。
賃貸 vs 購入:月額比較だけでは足りない
この賃貸vs購入計算機は、滞在予定期間中の純資産を比較します——月々の家賃と住宅ローンだけを比べるのではありません。購入は頭金を拘束し、諸費用・税金・保険・修繕費が加わります。賃貸はその資金を投資に回せますが、家賃は時間とともに上昇します。
正しい比較は退出時の純資産——売却後の手取り vs 賃貸路線の投資残高です。
損益分岐年
購入の純資産が賃貸を上回る初の年。それ以前は取引コストと初期利息が支配的。5 年未満は賃貸、10 年超は購入寄りになりやすい——ただし数字次第。
「計画居住年数」を調整して感度を確認。5 年と 10 年で結論が変わるなら、居住期間が最大の不確実性です。
頭金の機会費用
賃貸なら頭金と諸費用を投資に回せます。購入の月コストが高ければ差額も投資。想定利回り——分散投資で 4–6% 程度——が結果を左右しがちです。
購入決定後はローン返済計画計算機で返済内訳を確認。
家賃対価格比:市場の素早いシグナル
家賃対価格比は物件価格を年間家賃で割った値です。5,000 万円の物件で月 15 万円の家賃なら比率は 27.8——20 を超え、首都圏の典型的な水準で短中期は賃貸寄りの市場と言えます。地方都市で比率が 15 以下なら、10 年程度の居住で購入が有利になる可能性があります。
この比率はスクリーニングツールであり、結論ではありません。同じ比率でも住宅ローン金利、固定資産税、投資想定利回りによって結果は変わります。目安として使い、上の計算機でご自身の数字を入力してください。
多くの計算機が見落とすもの
公正な賃貸 vs 購入の比較はローン返済額と家賃の比較にとどまりません。購入者は諸費用(仲介手数料・登記費用・ローン手数料など物件価格の 3–7%)、固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金、火災保険、そして売却時の仲介手数料(約 3%)を支払います。賃貸者は上昇する家賃を支払いますが、これらすべてを回避できます。この計算機は両側のすべての項目をモデル化します。
機会費用は最大の見えないコストです。頭金 1,000 万円を年 5% の投資信託で運用すると、7 年後に約 1,407 万円になります。この 407 万円の運用益の放棄は購入の実質コストであり、多くのシンプルな計算機はこれを無視しています。
賃貸が実際に勝つとき
居住期間が短い、市場の家賃対価格比が高い、あるいは節約分を本当に投資する場合、賃貸が財務的に勝ちます。3–5 年で引っ越す場合はほぼ常に賃貸が有利——購入諸費用だけで物件価格の 3–7% を消費します。首都圏の比率 25 超の市場では、10 年住んでも頭金を市場利回りで運用すれば賃貸が勝つことがあります。
鍵となる前提は規律です:賃貸者は頭金と月々の差額を実際に投資し、使わないことが必要です。差額を投資しないとわかっている場合、購入は強制貯蓄として機能し——その行動上のメリットが計算上の不利を上回ることがあります。
よくある質問
- 賃貸 vs 購入計算機の仕組みは?
- 計画年数で2経路をシミュレーション。購入はローン返済と資産形成、賃貸は家賃上昇と投資。退出年に純資産を比較します。
- 損益分岐点とは?
- 購入純資産が賃貸を初めて上回る年。価格・家賃・金利・上昇率・居住年数に依存。分岐が計画年数より後なら賃貸が有利。
- PTR(プライス・トゥ・レント比)の見方は?
- 物件価格 ÷ 年間家賃。15 未満は購入寄り、15–20 は中立、20 超は賃貸寄りの目安。個別試算は必須。
- なぜ居住年数が重要?
- 購入は初期・売却コストが大きく、資産形成に時間が必要。3 年で引っ越すなら賃貸有利になりやすい。
- 賃貸続けて頭金は投資すべき?
- 計算上は投資前提。実際に投資しなければ賃貸優位は成立しません。購入ならローン返済計画計算機へ。
- 賃貸は本当に『お金を捨てている』のか?
- いいえ。家賃は住居という実際のサービスへの対価であり、資本を投資に回す自由を残します。頭金と月々の差額を年利 4–6% で運用すれば、5–7 年後には金利 2.5%・年 1.5% の値上がりで購入した場合より多くの資産を築ける可能性があります。賃貸が『無駄』になるのは、節約分を投資せず使ってしまう場合だけです。
- 住宅購入の隠れたコストで多くの計算機が見落とすものは?
- 多くの計算機はローン返済額と家賃だけを比べます。正確な比較には購入諸費用(物件価格の 3–7%:仲介手数料・登記費用・ローン手数料・火災保険など)、固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金(マンションの場合月 2–5 万円)、売却時の仲介手数料(約 3%)を加える必要があります。この計算機はすべてを組み込み、損益分岐年への影響を表示します。
- 頭金を投資に回すか、住宅購入に使うか?
- 住宅ローン金利約2.5%に対し、全世界株式インデックスは年平均7%。頭金500万円を10年運用すると約980万円(税引前)、同額を頭金に充てるとローン返済額が約650万円減少。ただし住宅ローン控除(13年間×0.7%)で実質金利は約1.8%に下がり、差は縮まります。7年未満なら投資が有利、10年超なら購入コストが逆転しやすい。上のツールで居住年数を変えて試算してください。
- 管理費・修繕積立金は購入コストにどう影響する?
- マンション購入で見落としがちなのが管理費(月1.5万〜2.5万円)と修繕積立金(月1万〜2万円)。合計月3万〜4.5万円、年間36万〜54万円がローンに上乗せされ、30年で1,080万〜1,620万円——3,000万円の物件価格の35〜54%に相当します。築年数が経つと修繕積立金は値上がりし、20年後に2倍になるケースも。上のツールで維持費を含めた損益分岐点を確認してください。